母親と感情的な関係がよくない子供は、肥満になる確率が2倍以上なるという研究結果が発表されました。
母親との関係に問題を持つ30～50代の娘について、テレビ番組等でも取り上げられるようになりましたよね。母子関係が肥満にまで関係があるとは、いったいどういうことなのでしょう。
イギリスのニュースサイトDaily Mailからお伝えいたします。
この研究は、米国の研究者が、1,000人近くの幼児とその母親の遊んでいる時を調査して子供と母親の関係の強さを評価し、肥満との関係を調査したものです。
サイクリングと腰痛
研究によると、幼児期に母親との関係がよくない子供は、15歳時に肥満しているリスクが高く、初期の母子関係が、最もよくない場合の思春期の肥満比率は26.1%でした。
一方で、人格形成期に、母親とちゃんと絆のある子供が肥満する比率は、13%程度に留まっています。
母親とよい関係にある子供と比べると、母親との感情的な関係が非常に悪い子供は、15歳時の肥満の比率が2倍になってしまうとのことです。
オハイオ州立大学疫学教授のサラ・アンダーソン教授は、"幼少期に食べて気を紛らわせることは、思春期にきちんとストレスと向かい合う方法を得られないことに結びつきうる"と指摘して、下記のようにコメントしています。
減量医師アリゾナ州
「食事内容にのみ焦点をあてるよりも、母子の関係を向上させることで、小児肥満は少なくなると考えられます。よりよい母子関係を築く上で、私達にどんなサポートが可能かを考える必要があります。
というのも、母子関係は子供の健康に影響を及ぼすからです。よい睡眠がとれているか、感情的なストレスに反応してものを食べていないか。
この2点が子供の肥満のチェックポイントになりえます」
いかがでしたか？ 人生の最初に母親との関係がよくないと、肥満リスクを2倍抱えてしまうというは、なんとも驚きの結果ですね。
"クイック減量"
大人になってから、多くの人と強い絆を築いていけば肥満リスクは減る……という研究は、残念ながらまだないようですが、今後の研究を待ちつつ、今の人間関係をより深いものにしていきましょう！
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【参考】
※ Hating your mother means you're twice as likely to grow up fat - Mail Online
（著：Menjoy!編集部）
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